ラブライブ! 二期振り返り 前編 (20180614 修正ver.)

はじめに

3rdLIVE開幕まであと少しである。今回は3rdLIVEにおいてメインとなるであろう二期での出来事を自分の優先度が高いと思っている事案を簡単にではあるがピックアップしていこうと思う。

(二期放送中も様々な方がブログで考察を書いておられて自分もしなくてはと考えていたのですがその時自分浪人生だったので)
この文章を読みみなさんが3rdLIVEへの気持ち高めのきっかけとしてくれれば幸いである。(僕は書いてるだけでかなり上がりました)



#2「雨の音」
1年生と3年生で曲を作ることになったが性格が違うせいで全く噛み合わない。古いお寺で雨宿りをすることになった6人だが突然の雨漏れ。桶やお皿などその場にあったもので雨水で水浸しになるのを防ごうとした。


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「テンポも音色も大きさも一つずつ全部違ってバラバラだけど

    一つ一つが重なって一つ一つが調和して一つの曲になっていく マルたちもズラ」

我々は、同質な人間と集まりがちであるがそれでは新しいことはできない。異種格闘技という言葉がある。異なるバックグラウンドをもつものが集まることによりより高次な領域に向かうことが可能である

これは平和について考えるや何か世界を驚かせるような製品、サービスを作るのにとても大切な視点である。

異なる人が集まる事による居心地の悪さ、違和感にこそヒントがあると言うことを忘れずに生きて行くべきであると言うことを改めて感じる回であった。

生きていく上で皆が持つべき重要な視点を掲示する大切な回だった。

#3「虹」
廃校が決定の方向の通知、説明会とラブライブ!予選の日程が被ってるという問題を克服すべく奮闘する話であった。
以下が印象に残った。
千歌「奇跡を最初から起こそうなんて人いないと思う。

      ただ一生懸命夢中になって何かをしようとしている。

         なんとかしたい、何かを変えたい。それだけのことかもしれない。

              だから、起こせるよ奇跡私たちにも (以下略)」


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Aqoursにとって分岐点となる回だと思った。奇跡は自分が脇目も振らず追いかけられるものでないといけない。つまり裏を返せばそいうものを見つけれてない人に奇跡なんか起こらない。心の留めておくべき話であった。

#4 「ダイヤさんと呼ばないで」
終始、他の同学年に比べて自分と下級生に距離があると錯覚するダイヤさん。色々試してはみるもののこれといった解決策を出せず
「私は私でしかないのですね」と漏らす。


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そんなダイヤさんに千歌ちゃんは、
「それでいいと思います。私ダイヤさんはダイヤさんでいて欲しいと思います。

確かに果南ちゃんや鞠莉ちゃんと違ってふざけたり冗談いったり出来ないなって思うこともあるけどでもダイヤさんはいざとなった時頼りになって、私たちがだらけている時は叱ってくれる。

ちゃんんとしてるんです。

だからみんな安心できるしそんなダイヤさんが大好きです。

だからこれからもずっとダイヤさんでいてください。

よろしくお願いします。」

と声をかける。


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ここでは、組織と人についての本質をついてると思う。人は取り組んでいる物事に熱心になればなるほど、全て自分でできるようになりたいできることを増やしていきたいと思う。周りの人間にあって自分にないものをなんとか克服したいと思いがちであり、ある程度必要だがそれをやりすぎるとなんの為にチームを組んでいるのか分からなくなる。各々が得意なことに特化するべきであるということがこの話の中心であると思う。

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#5「犬を拾う」
私はこの回を見るまでよしりこってものはあまり意識していなかったのだが確実にファンになってしまった回であった。善子が拾った犬に飼い主が見つかったが諦めきれずに犬の家の前までいった2人。

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善子「堕天使っていると思う?

小さい頃からすごい運が悪かったの。何しても自分だけうまくいかないし。

それで思ったの。きっと私が特別だから見えない力が働いているんだって。

もちろん堕天使なんていないのはもうなんとなく分かっている。

でもさ、本当にそういうのないのかなって。運命とか、見えない力とか。

犬との出会いは不思議な力が働いたように思えた。」(一部略)

例の犬は善子のことを覚えていないようなそぶりをしてしまった。そのあとバス停で

梨子「見えない力はあると思う。

         善子ちゃんの中だけじゃなくどんな人にも、

               だから信じている限りきっとその力は働いてると思うよ。」

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家に帰った梨子はしいたけに対面した近くにいた千歌ちゃんにこう告げる

「私ねもしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの、

    いろんな人がいろんな思いを抱いてその思いが見えない力になって引き寄せられて、

             運命のように出会う。

                    全てに意味がある。
                     見えないだけできっと、そう思えば素敵じゃない?」

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見えない力や運命の話と共感できる内容が多かった。梨子ちゃんの信じている限りというのも鍵になっていると思う。そういう心持ちで日々出会うことに思うことでハッピーになれる。ラブライブ!からの一つの提案のように感じた回だった。


#6 「Aqours Wave」
MIRACLE WAVEという神曲ができるまでの過程が詰め込まれた回である。個人的な意見としては踏みとどまって考えるような発言があったというよりはこれまでAqoursが表現してきたことの総括になった回という印象だ。
一つ特筆事項があるとすればMIRACLE WAVE 2番の歌詞にある「真似じゃないオリジナルのHeart Waveである。
自分はこのフレーズが大好きだ。ここでは自分のこれまでの歩みを振り返らなくてはという気持ちにさせられた。「真似じゃない」自分の心の底から湧き上がってきた熱くなれるものを自分が現在進行形で追いかけられているのかどうかを問いかけていると自分は考えているラブライブ!をなんで自分が好きなのかの一番の理由の一つはこれである。過去にもμ'sを含めこういう表現はあった。いろいろ批判があるもののやっぱりラブライブ!なんだなと思える回、楽曲であった。


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#7 「残された時間」
まさかの展開であった。廃校の確定。Aqoursのメンバーが気持ちを整理する回となった。一旦は学校を救うこと引いては自分達だけのそれぞれの輝きを見つける目的で活動をしていたのだから学校を救えなかった以上ラブライブ!に出ることは控えようという結論に至った9人。


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しかし、学校のみんなに学校の名前をラブライブ!の歴史に刻むという目標のもと出場して欲しいということを言われる。その方向に動こうなった直後の千歌ちゃんの反応は印象的だった。足踏みをし、「ブッチギリで優勝する相手なんか関係ない」と言い放ってたあれである。


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最後に特筆することと言えばこれまでずっと白かった羽が青色になったことである、誰か他の方が指摘してらっしゃったが、Aqoursが自分達だけの目標を見つけたことの象徴というのは大きく頷ける考察だと当時から思っていた。


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#8 「HAKODATE」
突然の函館上陸。衝撃的だったSaint Snowの予選敗退。心に相当なダメージをおった理亜ちゃん。ルビィちゃんは、理亜ちゃんの考えてることが手に取る様にわかるので居ても立っても居られない。ダイヤさんとの意思疎通もしたルビィちゃんは理亜ちゃんに一緒にライブをしよう。リベンジしようと提案。ジンとくるお話しだった。


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#9 「Awaken the power」
一年生組だけで曲を考えることにして、みんなで考える。善子が聖良さんに対して丁寧な返答をしたことに対して花丸がみんなが意外な一面を持ち合わせているねという話になる。最近自分にも隠された力がたくさんあるのではないかと感じれる様になったと発言するルビィちゃん。

なぜ、ルビィちゃんはこんな心持ちになれたのだろうか。これが曲のテーマなので少し踏み込んでみよう。ルビィちゃんは超がつくほど自信のない状態でのAqours参加を決め、そこからここまでやってこれた。その中でやはり自分がAqoursに入る前に想定していたより色々なことができると言うことに気づいたのだろう。これを元に作られた曲がAwaken the powerである。

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セカイはきっと知らないパワーで輝いてるだからいつまでもユメの途中
セカイはきっと知らないパワーで輝いてる何を選ぶか自分次第さ
wake up my new power
眠るチカラが動き始めるstart up now
じっとしてないで行こうよ!  ドコへ ドコへ ドコへ行こうか?
my power new power ココロの奥底で 
my power new power 新しいセカイ探してる
wake up wake up new world

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気がついたらさび以降全て起こしてしまった。
ここから読み取れるメッセージは各々に何か夢中になれるもの(=情熱を持ってやれるもの)が必ず存在するのでもっとガツガツ動いて行こう。人から与えられるものではないもので。と言うことを言いたいのだろう。


自分は、できるだけ高校以上の学校に行っている人にはその人自身の専攻についてどう考えているのか聞くようにしているのだが圧倒的にこのままでいいのか、向いているのか、楽しいか分からないと答える人が多い。逆に自分もよく聞かれるのでみんな考えることは同じなのだろう。こんな話がある。「情熱とは行動をする事で沸いて来るもので、情熱があるから行動できる訳ではない」(ゲノム解析ベンチャー企業を立ち上げてらっしゃる高橋祥子氏ブログから引用)

たぶん今、情熱を持って物事に取り組めてない自分に何もないのではと思っている人は、うまくやってる人をみて、情熱を持てるものを生まれつき持っていて羨ましいなあと思ったことはないだろうか?自分は、前述の経験がある。そう思っていた。でも、このAwaken the powerや高橋さんのブログが指摘しているように動く事によって見つけられる。人によって人生の早い段階でヒットする人もいれば、遅くヒットする人もいるだろう。

これからの時代何か情熱を捧げられるものを見つけないと本当にヤバイと言うのはみなさん重々理解しているだろう。しかし、今情熱を傾けられるものがない人にも眠っているチカラがない訳ないのだ。行動を積極的にする事によって必ず見つかる。

自分が思いついた上で実行している分は、とにかく色々なところに足を運ぶ。自分のやりたいことをしっかり見定めて活躍しているカッコイイ大人と話をする。

そんな風に強く背中を押してくれるこの曲が自分は大好きだ。


もう一つ特筆する事項がこれである。


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11人が一斉にハートマークを作り掲げているシーン。これをみてラブライブ!と言う題がなんなのか自分なりの見解が出来上がった。
つまり、LOVE LIVE!って自分の生活、ひいては人生を愛せと言う風に考えられる。愛すると言うのは結構いろんな意味がある。もちろん異性に対して使うのが一般的だが、ラブライブ!は気持ち悪いぐらい男が出て来ない。これは、LOVEと言う意味を作中で安定させるためとしか思えない。もしちらちら男が出てきたらLOVEが各々の人生や生活以外に適応されてしまうリスクがあるだろう。それを徹底的に回避したかっただけだったんだってようやく分かった。


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 *引用には省略があります。

*完全に個人の見解であります。

  ↓#9で引用した高橋氏のブログ

medium.com

次回に続く